合板ボディのZO-3芸達者をバスウッド材で製作しました。

十数年前、フェルナンデスから、「お花見ギター」ということでアンプスピーカー内蔵の、その名もZO-3というゾウさんの形をしたギターが発売されました。
その当時はアコギが流行っていて、音楽仲間もみんなアコギを弾いていましたが、エレキ弾きの僕はアコギ感覚で使えるものがほしかったので、冬のボーナスをもらったときにZO-3を買ったのでした。
ZO-3にもいろいろありますが、僕が買ったのは「芸達者」というもので、トレモロアームやディストーションを搭載したものでした。
金額は3万4~5千円くらいだったでしょうか。
仕様は以下のとおり。

  • 2点支持シンクロ・トレモロ搭載
  • クリーン/ディスイトーション・モードセレクトSW内蔵
  • 外部エフェクトとのセンド/リターンが可能
  • ネック/24インチ(609mm)・ショートスケール、22フレット
  • パワー/5W
  • コントロール/1ヴォリューム、パワーSW、アウトプット・ジャック×1

この芸達者の一番の特徴はトレモロアームが搭載されていることです。
ところが、後にこの2点支持シンクロ・トレモロが悲劇をもたらすのでした。

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さよなら ZO-3

さてそれから三年たち、僕の周りの環境もすっかり変わり、あの当時の音楽仲間とも別れ、ZO-3もすっかり出番を無くしてました。
ある日、久々にZO-3を手に取り弾いていると、トレモロブリッジのお尻がかなり浮き上がっているのに気付きました。
よく見てみると2点支持のスタッドが埋め込まれているところから、ボディが割れていたのでした。

これは構造上の問題である気がしました。

スタッドの穴とピックアップキャビティが近すぎるために、材の薄いところが弦の張力とアーミングのときの負荷が重なって割れてしまったようです。

ボディは合板でできているようでした。

それからZO-3はネックとパーツをすべて外され、長い長い眠りにつくのでした。

ZO-3 再び

さらに十年ほどたち、2007年の12月、某オークションを何気に見ていると、ZO-3ギターのジャンクが何点か出品されているではないですか。
そうとうひどいジャンクでも何人も入札が付いており、結構人気みたいです。

せっかくパーツを所有しているのに、これを蘇らせなきゃもったいない。
どうせなら合板ボディではなく、ちゃんとした材料で。

そんな想いが湧き上がり、ZO-3復活プロジェクトを発動する運びとなるのでした。
(なんだか大げさだなあ)

ZO-3ボディ製作

NC工作機械で削りだすので、CADで図面を書きました。
ネット上で拾ったZO-3ギターの写真から寸法を割り出しました。
NC工作機械で、加工したので綺麗にくり貫かれています。
材はアイチ木工から買ったベースのボディ用でバスウッドのランクBです。
とのこをすり込んだ後、サンディングシーラーを刷毛塗りして吊るしているところです。
サンディングブロックで表面を均した後、缶スプレーを吹き付けます。写真はメタリックグリーンになってますが、その前に白スプレーをスプレーしました。
変わり映えのない写真ですが、クリアーを吹いたところです。三回ほど、時間を置いて吹いていきます。
二週間ほったらかして塗装完了です
なんと、こんなところが欠けていました。ガッカリ。
後でパテ修正しておきました。
自作のアンカーを打ち込みました。ボルトをねじ込み、ボール盤で真っ直ぐ押し込みました。こうしてみるとピックアップキャビティとアンカーの位置が近いですね。

合板ボディでは弦の張力に耐えられなかったのでしょう。

車用のコンパウンドで磨いていきます。
電気スタンドが写りこんでます。ほんとは鏡面仕上げにするのでしょうが、もうここでやめます。
パーツをどんどん組み込んでいきます。
裏から見るとこんな感じ
コントロール部。
トレモロのスプリングはこんな感じに固定されてます。狭い中うまく考えられてます。
スピーカーにはZO-3と刻印されてます。
ネックを取り付けて完成。
記念撮影です。おやおや動物さんがたくさんいますね。(2008年6月完)
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