今週の日曜日は日刊スポーツ新聞社や富士河口湖町などが主催する第4回富士山マラソンがありました。
1万人ものランナーが参加し、河口湖と西湖の湖畔を走っていました。
湖畔は午後2時過ぎまで通行止めだったため、この日は出かけることなく家でのんびりしようと思っていた矢先、妻から「なんとかして欲しい」と頼まれました。
「どうしたの?」と聞くと
「子供部屋の窓枠にカビが生えているからなんとかしてもらいたいんだけど」と半ば怒ったような返答がありました。
僕も何か言おうかなと考えましたが、素直に従ったほうがいいと本能的に悟ったので、すぐに現場を検証してみることにしました。
窓枠にふわふわしたカビが発生している。
その問題の窓枠を見ると何やらフワフワしたホコリみたいなものがありました。
カビです。
なんというカビか調べてみたいなと思いましたが、そんなことをしていると妻が怒り出しそうなのでグッとこらえました。
でもせっかくなので作業の様子を写真に撮りたいというと「仕方ないわねー」という感じでオーケーしてくれました。
まずスクレーパー、手袋、マスク、ウエス、ゴミを捨てるビニール袋を用意しました。
カビを拭き取ります。
窓枠は長年西陽に晒されたり、結露した水がしみだしたりしてボロボロです。
拭きとったとしても、一時的なもので、また同じようにカビが発生するでしょう。
とりあえず、カビは綺麗に拭き取りました。
サッシから水がにじみ出ています。窓枠を触ると水分を含んでいました。
さて、どうしたものでしょうかねー。
本来なら結露しないように対策してから、窓枠の修繕をするべきでしょうが、結露してもいいように(というかカビが生えないように)考えてみます。
窓枠をスクレーパーで削ってみる
何故と聞かれても困るのですが、表面がボロボロしているし、黒ずんでいて汚らしいのでツルツルになるまで削ってみようと思いました。
小さいスクレーパーを使ってサッシの際の表面を削っていきます。
それもそのはず。こんなに窓が結露してます。窓枠の木が痩せて筋が目立ってます。
窓枠を紙やすりで削ってみる
こんな感じにシロアリに食われたみたいにボロボロと剥けてしまいました。
窓枠をタジマサンダーで削ってみる
次に取り出したのはこれです。
タジマ サンダーSA50型 中目 SA-50Cです。
こいつでめくれたところまで削ってやろうとゴシゴシしてます。
結構、きつい作業です。腰が痛くなってきました。
今度はペーパーわ当ててひたすらゴシゴシとやってます。
は~、のんびり過ごすはずの休日が…
窓枠を鋸ヤスリで削ってみる
こんなものを用意しました。
「テレビ東京 和風総本家」にも登場したシントー 鋸ヤスリ Lです。
大胆かつ繊細な作業に使えるすぐれものです。
真ん中の部分が凹んでます。
平らになるまでまで削り落とします。
なかなか中央部分の凹みまで到達できません。
そこで次に用意したのが…
窓枠を電動サンダーで削ってみる
電動サンダー 「リョービ(RYOBI) サンダ S-5000」です。
ただしこれを使用するには粉塵対策をしなければなりません。
子供部屋の中の物を一旦、外に出します。
外に出せないものはシーツを被せます。
あとなるべく部屋の中に粉塵が舞わないように、窓全体をシーツで覆いました。
僕は屋根に登って外から作業しました。
電動サンダーの威力は凄いのですが、それでも全体を平らにするまで削るのは難しいです。
思い切って窓枠をコーキング材で覆ってみる
もうこれ以上削っても意味が無いような気がしてきました。
何故って、この結露した窓を見ればこの作業も一時しのぎにしかならないような気がするからです。
自分が考えていたのは、
- 窓枠を平らになるまで削る。
- それでも凹んでいる部分はパテで埋める
- 塗装する
ですが、これをやってもすぐに水分で腐食してカビが生えてしまうような気がするのです。
そこでいっそのことコーキングしてみたらどうかと思いました。
普通、コーキングと言えば、目地を埋めたりするのに使うものですが、窓枠全体に塗ったくってやったらどうかと思ったのです。
心のなかで悪魔がささやきます。
「おいっ、アレが余っていただろう。やっちゃえよ。カビが生えなきゃいいんだろ。」
アレとは「床用コーキング剤」というもので、離れのスタジオを施工した時にモノタロウから買ったのですが、結局使わないまま放置してありました。
それから先はカメラに収めることもせず、無我の境地になってコーギング剤を窓枠に塗りつけました。
コテを使って伸ばすですが、なかなか粘りが強くてすぐに固くなってしまいます。
本来、そういうものではないから仕方ないですが、それにしても酷い出来栄えになってしまいました。
ご覧のとおりです。サッシにもベタベタとくっついてしまいました。
妻に見せると怒られるかとおもいきや
「別にこれでいいんじゃない」
と予想外の答えが帰ってきました。
妻がいいといえばいいのですが、なんか気持ちのすっきりしない補修作業となってしまいました。
次の日の朝、確認してみましたが、やはり結露のせいでサッシとの接触部分が固まっていません。この作業はこの時期にやってはいけなかったようです。
うーん。残念な結果ですが今回は一旦これで終了です。
また何か対策を考えて見ます。